新型コロナウイルスはまだまだ収束の目処が立たず、感染者の数が日に日に増加する厳しい状況の中で、医療現場で働く看護師のための様々な支援が行われています。
まず、政府は感染症対策の最前線で働く看護師の勇気ある行動を讃えようという姿勢から、新型コロナ慰労金という形で支給しています。これは、医療機関が国の機関である厚生労働省に申請することにより、直接医療金が振り込まれる仕組みです。
この慰労金は看護師をはじめとした医療従事者などに与えられるものであり、一人あたり5万円から20万円が支給されることになっています。これは支援が行き届きにくいといわれる訪問看護で活躍する看護師も対象となるため、事業主が申請することで手当が行き渡る仕組みです。
次に、感染症対策の現場では、看護師の疲弊が深刻な問題として受け止められている中で、医療機関が積極的に看護師のメンタルヘルスのサポートに取り組んでいます。全体の5割にのぼる医療機関では、様々な対策を行っています。
例えば、メンタルヘルスの専門チームを結成し、看護師のメンタル面でのサポートを行い、感染症対策の医療現場が疲弊してしまわないようにしています。さらに、家族のいる看護師に対しては、安心して仕事に取り組むことができるよう、宿泊施設の確保を行い、無料で提供するなど対策をしています。
このように、新型コロナの感染症対策に当たる看護師のために、医療機関はできる限りのことを実施しているのです。